「セカンドライフ」を生き生きと過ごすために
あなたは今、いくつですか?人生100年時代と言われる昨今、50歳は人生のハーフタイム。50歳からのライフデザインでは、セカンドライフを充実したものにするためのヒントをご紹介しました。
充実したセカンドライフを送るために、これから紹介する先輩の事例を参考に、これからどんなことに挑戦してみたいか考えてみましょう。
先輩事例① 社交ダンス×忘れていた情熱 小谷唱夫さん
ポイント
若い頃に情熱を持っていた趣味を思い出す
時間がなくて今までできなかったことをやってみる
学生時代に、所属していたヨット部でダンスパーティを企画していたという小谷さん。卒業後に就職した会社では親睦会などでダンスをする機会はあったものの、仕事が忙しく、本格的に追求することはできていなかったといいます。
退職後に人生を振り返ったときに「そうだ、ダンスをしよう!」と思い出し、青葉区の広報誌に載っていた社交ダンス初心者講習会の開催案内を見て、ダンスをスタート。
その後、より本格的なダンスサークルに加入し、今や10年ものキャリア!
日本各地で開催される競技会に年間約20回も参加し、競技会に参加することを目的に、旅行も楽しんでいるのだそう。今後はライセンスの昇級にも意欲を燃やしているそうです。
「社交ダンスはパートナーを敬う気持ちが大事」と語る小谷さん。スッと伸びた小谷さんの美しい背筋には、これからの人生にかける情熱と、他人を想う謙虚な姿勢が表れているようでした。
先輩事例② コーヒーボランティア × 自分らしい場所 菅野弘道さん
ポイント
趣味を通したコミュニケーション
自分らしい居場所探し
もともとコーヒーが好きだったという菅野さん。自宅で淹れていたドリップコーヒーをもっと美味しく淹れられないかと思い、近くの地域ケアプラザで開催されていた「サイフォンコーヒーの淹れ方講習」を受講しました。
「淹れ方を覚えたなら、人に振る舞ってみてはどう?」と勧められたのをきっかけに、ボランティアとしてコーヒーを振る舞うイベントに参加。“ペリゴール”という屋号をつけて10数人で始めたコーヒーボランティアの活動では、月3回定例のイベントを設け、平成29年度には1年間で63回もコーヒーを振る舞ったのだそう。どんどん仲間が増え、今では24人ものメンバーがいるといいます。
コーヒーボランティアの活動を通して、付き合う友達にも幅ができ、毎日が新鮮だという菅野さん。コーヒーを飲んだ人からの「美味しい」「お代わり」という喜びの声を聞くのが嬉しく、今日も仲間とサイフォンでお湯と会場を沸かし続けています。
相談先を探す
2人の先輩事例、いかがでしたか。「自分もセカンドライフの生きがいを見つけたい」と思った方は、下記の窓口でも相談を受け付けています。思い立ったが吉日、これだ!と思うものを見つけて、セカンドライフを自分でデザインしていきましょう。(掲載事例の内容は、取材時点のものです)
定年後もまだまだ働きたい方、活躍したい方、ボランティア活動をしたい方のために、生きがいを感じられる仕事や活動を紹介してくれる相談先があります。どうしようか悩んでいるときは、まずは相談からはじめてみましょう。
▶︎横浜市シルバー人材センター
引き続き何らかの仕事をしたい、地域に貢献したいという方に、屋内外の作業などお仕事を紹介しています。横浜市内にお住まいのおおむね60歳以上で就業意欲のある方なら、どなたでも会員登録できます。
▶︎横浜市ボランティアセンター
横浜市内のボランティアを募集している活動を紹介しています。様々な活動があるので、相談してみるとあなたにぴったりのボランティアが見つかるかもしれません。お住まいの区のボランティアセンターを探す場合はこちらのページに一覧があるので便利です。
仲間づくりや地域交流
仲間づくりや地域交流をしてみたい方は、横浜市内各地域の老人クラブ(シニアクラブ・シルバークラブ)に参加してみましょう。教養や知識を深めたい方に向けた横浜シニア大学も開校しています。