【初めて学ぶ】介護サービスの費用相場まとめ

【初めて学ぶ】介護サービスの費用相場まとめ

月額いくら?自己負担は?

在宅介護サービスの
費用相場の目安

在宅介護は「訪問介護」「通所介護」など、必要なサービスを組み合わせて利用します。

訪問介護に関する記事はこちら

令和5年度の厚生労働省統計によれば、在宅サービス(居宅サービス)の受給者1人あたり月額費用は約17万5,500円(保険給付+自己負担の合計)です。実際の自己負担額はこのうちの1割~3割となります。
要介護度によって利用できるサービス量(支給限度額)が異なり、限度額を超えた分は全額自己負担です。なお、低所得者や高額利用者には負担軽減措置も用意されています。

要支援2のAさん

Aさんプロフィール
Aさん

足腰が弱いため、支えがないと歩いたり立ち続けたりすることができない状態です。
Aさんの介護サービスにかかるお金は?

横浜市通所介護相当サービスを週1回利用
自己負担の目安:月1,928円+食費+日常生活費

生活機能維持のため、横浜市通所介護相当サービスを週1回利用しています。
※横浜市通所介護相当サービスとは、通所介護事業所へ通い、機能訓練や健康チェック、入浴・食事その他の日常生活上の介護を受けられるサービスです。

横浜市訪問介護相当サービスを週1回利用
自己負担額の目安:月1,308円

自宅の近くでは買えない生鮮食品の買物をしてもらえるよう、横浜市訪問介護相当サービスを週1回利用しています。
※横浜市訪問介護相当サービスとは、自宅を訪問するホームヘルパー(訪問介護員)により、入浴・排せつ・食事の介助等の身体介護、掃除・洗濯・調理・買い物等の生活援助が受けられるサービスです。

介護予防福祉用具貸与で杖をレンタル
自己負担額の目安:月150円程度(種類により異なります)

歩くとふらついて移動に不安があるので4点杖をレンタルしています。
※介護予防につながる自立した生活を送れるよう、福祉用具の貸与が受けられます。

要介護3のBさん

Bさんプロフィール
Bさん

食事や着替え、トイレに介助が必要。 直前のことや日課が思い出せないなど理解力の低下が進んでいます。Bさんの介護サービスにかかるお金は?

訪問介護を月12回(週3回程度・1回45分)利用
自己負担額の目安:月5,172円

食事の介助のため、訪問介護を週3回のペースで利用しています。
※訪問介護とは、自宅を訪問するホームヘルパー(訪問介護員)により、入浴・排せつ・食事の介助等の身体介護、掃除・洗濯・調理・買い物等の生活援助が受けられるサービスです。

居宅療養管理指導(薬局の薬剤師)を月2回利用
自己負担額の目安:月1,036円

服薬状況や薬の管理方法を確認してもらうため、居宅療養管理指導を利用しています。
※居宅療養管理指導とは、在宅療養している人で、通院が困難な場合に、自宅を訪問した医師、歯科医師、薬剤師等による、療養上の管理や指導、助言等を受けられるサービスです。

通所介護を月8回(週2回程度)利用
自己負担額の目安:月7,848円+食費+日常生活費

生活機能を維持するため、通所介護を週2回のペースで利用しています。
※通所介護とは、定員19人以上の通所介護事業所へ通い、機能訓練や健康チェック、入浴・食事その他の日常生活上の介護を受けられるサービスです。

福祉用具貸与(ベッド・車椅子)
自己負担額の目安:月2,500円程度 (種類により異なります)

歩くことが難しくなってきたため、車椅子をレンタルしています。また、ベッドから自力で起き上がることが難しくなってきたため、背の高さを調整できるベッドをレンタルしています。
※日常生活の自立を助けるため、福祉用具の貸与が受けられます。

要介護5のCさん

Cさんプロフィール
Cさん

身のまわりのこと全般に日常的に介護が必要。 名前や生年月日が言えないなど、意思の伝達が難しい状態です。Cさんの介護サービスにかかるお金は?

特別養護老人ホーム(ユニット型個室)に入所
自己負担額の目安:月136,043円(基本+食費+部屋代を含む)
+日常生活費+理美容代など

家族が日中仕事で毎日の介護や健康管理が難しいため、特別養護老人ホームに入所して生活しています。
※特別養護老人ホームとは、入浴、排せつ、食事の介護等、日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行う施設です。

介護保険は、介護が必要な高齢者自身の日常生活をお手伝いする制度です。自宅に訪問する場合も、同居する家族の食事づくりや、ペットの世話、年末の大掃除など、介護保険ではお願いできないこともあるので、覚えておきましょう。

また、介護保険は「もう少し長い距離を歩けるようになりたい」「塩分に気をつけた食事を続けたい」といった、自分らしい暮らしを実現できるようにお手伝いする役割も持っています。ケアマネジャーは介護保険のサービスだけではなく、介護を受ける人自身が自分らしい生活をこれから先も送れるように、「自分でできそうなことはまずは自分でやってみましょう」と提案するなど、介護保険サービス以外のことを勧めることもあります。

 主な在宅サービスの料金例
(1回あたり・1日あたり)

サービス名 内容・条件 単位数例(1回) 料金目安(1割負担)
訪問介護 身体介護20分未満 163単位 約182円
訪問介護 身体介護30分以上 387単位 約431円
通所介護 7~8時間利用 658単位 約706円
短期入所生活介護 1日あたり 856単位 約870円

※1単位=10円(地域により異なる場合あり)、加算や時間帯による増減あり。

施設サービスの料金体系

居住費や食費の基準額は厚生労働省が定めており、例えば特別養護老人ホームの基準費用額(2024年8月改定)は、食費1,545円/日、居住費は下記表のとおりです。金額は目安となります。※居住費

居室タイプ 料金
多床質 915円
従来型個室 1,231円
ユニット型個室的多床室 1,728円
ユニット型個室 2,066円

料金試算の方法

厚生労働省「介護サービス情報公表システム」では、要介護度や利用サービスを選択し、月ごとの概算料金を試算できます。

介護サービスの料金は、サービスの種類、利用頻度、要介護度、所得によって大きく異なります。具体的な料金の確認や試算は、厚生労働省の公式システムや自治体窓口で行うことができます。正確な情報をもとに、安心してサービス選択を進めましょう。

親の介護でお金がない場合は
どうする?

負担軽減措置

所得の低い方や、1ヶ月の利用料が高額になった方には、自己負担額の上限を設ける「高額介護サービス費」などの負担軽減制度があります。この制度を利用することで、一定額を超えた自己負担分は払い戻しされ、申請は区役所の窓口で行います。

介護保険サービスを
利用するための申請手続き

冒頭で紹介した通り、介護保険で使えるサービスの内容や頻度、その費用は、要介護度によって異なります。自分や家族の場合はどうなるか、詳細を知りたい方は地域ケアプラザ(地域包括支援センター)やケアマネジャーに相談してみてください。

また、まだ要介護・要支援認定を受けていない方は、区役所(高齢・障害支援課)に申請をすることが必要です。(地域包括支援センター(地域ケアプラザ等)等に代行してもらうこともできます。

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相談

地域ケアプラザや区役所に「自宅での困りごと(掃除、洗濯、調理、買い物、入浴、排せつ、食事など)」を相談します。

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申請

区役所に本人または家族が要介護認定の申請をします。申請には介護保険被保者証が必要です。かかりつけの医療機関名、医師名などがわかるもの、40~64歳までの方は、医療保険証等が必要となります。 なお、申請は、お住まいの区役所の介護保険担当窓口で受け付けています。本人や家族、または地域包括支援センターの職員などが代わりに申請することも可能です。

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要介護(支援)認定

申請が受理されると、区役所の認定調査員が本人の自宅(または入院中の病院や入所中の施設等)を訪問し、認定調査を実施します。またかかりつけ医に主治医意見書の作成をしてもらいます。その後、認定調査と主治医意見書の内容をもとに、審査判定し、介護度が決まります。

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ケアプランの作成を依頼

認定結果が通知された後、次のステップは「ケアプラン(介護サービス計画)」の作成です。ケアマネジャーを選び、ケアプラン作成を依頼します。
「要介護」と認定された方は、地域の「居宅介護支援事業所」に所属するケアマネジャー(介護支援専門員)と契約して、ケアプランを作成してもらいます。一方、「要支援」と認定された方は、必要なサービスを地域包括支援センター(地域ケアプラザ等)や介護予防支援の指定を受けた居宅介護支援事業所が窓口となり、支援内容を相談して「介護予防ケアプラン」を作成してもらいます。なお、ケアマネジャー選びは、地域ケアプラザや区役所でも相談できます。

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利用

サービスの利用が始まります。

こちらのSTEPを参考に、まずはお住まいの地域の地域ケアプラザに相談してみてください。

申請をする地域の地域ケアプラザ(地域包括支援センター)を探す

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