自分や家族に合う介護施設を見つけるために
「介護施設の種類・特徴を知りたい。」「特養と老健、何が違うの?」など、50代を迎え、突然の介護直面に焦りや不安を感じていませんか?初めての施設探しは、専門用語や費用の仕組みが複雑で、どこから手をつければいいか迷ってしまうものです。そこで本記事では、あなたやご家族の状況にぴったりの住まいを比較・選定するためのポイントを分かりやすく解説します。

「介護施設の種類・特徴を知りたい。」「特養と老健、何が違うの?」など、50代を迎え、突然の介護直面に焦りや不安を感じていませんか?初めての施設探しは、専門用語や費用の仕組みが複雑で、どこから手をつければいいか迷ってしまうものです。そこで本記事では、あなたやご家族の状況にぴったりの住まいを比較・選定するためのポイントを分かりやすく解説します。
施設選びの第一歩は、ご本人の「要介護度」や「医療ニーズ」に合わせて適切な種類に絞り込むことです。
対象:原則として要介護3以上の方。(条件により要介護1・2も可) 特徴:「終の棲家」として、食事や入浴など日常生活全般の介護を受けられます。社会福祉法人等が運営するため、費用が比較的安価です。
対象:要介護1〜5で、病状が安定している方。 特徴:看護やリハビリテーションを通じて自宅復帰を目指すための中間施設。通常、数ヶ月程度の短期間の利用が想定されています。3ヶ月程度、医師や理学療法士等のもとでリハビリを行い在宅復帰を目指します。
対象:要介護1〜5で、継続的な医療管理が必要な方。 特徴:高い医療ニーズと介護を一体的に提供する長期療養施設。経管栄養などの医学的管理や看取りにも対応可能な体制が整っています。
対象:要支援2〜要介護5の認知症高齢者の方。 特徴:少人数のユニットで家庭的な雰囲気の中、共同生活を送ることで症状の安定を図ります。
対象:自立〜要介護5の方で、自炊ができない等の身体機能の低下があり、家族の援助を受けることが難しい60歳以上の方。 特徴:低コスト(無料又は低額な料金)で、食事や入浴などの生活支援や見守りを受けながら生活できる施設です。
対象:自立〜要介護5の方。 特徴:食事や入浴、掃除などの介護サービスを施設のスタッフから直接、一体的に受けられるのが特徴です。介護度が変化しても安心して住み続けられます。
対象:自立〜要介護5の方。 特徴:食事や清掃などの生活支援が中心の施設です。介護が必要な場合は、外部の訪問介護などを個別に契約して利用します。
対象:自立〜要介護5の方。 特徴:高齢者が安心して居住できるバリアフリー構造の賃貸住宅です。安否確認や生活相談サービスが付帯しており、介護が必要な場合は外部サービスを別途契約します。
より詳しく横浜市の介護施設情報を知りたい方は「高齢者向け施設・住まいみつかるブック」をご参照ください。
施設探しにおいて費用は継続して住み続けるための極めて重要な要素です。
特養や老健などは基本的に不要ですが、有料老人ホームでは数万〜数千万円の「入居一時金」が必要な場合があります。
自己負担(1〜3割)のほか、居住費、食費、日常生活費、管理費等がかかります。
| 名称 | 目安 |
|---|---|
| 特別養護老人ホーム | 10~25万円 |
| 介護老人保健施設 | 12~28万円 |
| 介護医療院 | 20~35万円 |
| 認知症高齢者グループホーム | 18~25万円 |
| ケアハウス | 7~30万円 |
| 有料老人ホーム(介護付) | 20万円以上 |
| 有料老人ホーム(住宅型) | 20万円以上 |
| サービス付き高齢者住宅 | 20~40万円 |
横浜市を含む大都市圏は、地方に比べて家賃相当分(居住費)が高くなる傾向があります。ただし、世帯収入が低い方向けに、居住費や食費が減額される「補足給付」などの制度もあります。
介護施設の選択が必要になった際には、ご自身やご家族の生活状況や介護の必要度を踏まえて、適切な施設を選ぶ必要があります。
介護施設の主な種類は以下です。
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 特別養護老人ホーム(特養) | 要介護3以上の方を対象に生活全般の介護を提供。長期入所が基本で、医療依存度は比較的低め。 |
| 介護老人保健施設(老健) | 在宅復帰を目的にリハビリ中心のサービスを提供。要介護1以上で病状安定している方に適する。 |
| 介護医療院 | 医療依存度が高い方のために医療と介護を両立した長期療養施設。 |
| 介護付有料老人ホーム | 介護サービスと生活支援が一体化しており、幅広い介護度に対応。 |
| 住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) | 生活支援が中心。介護が必要な場合は、外部の訪問介護などを個別に契約して対応。 |
ご家族の介護度や医療ニーズ、ご希望の生活環境に応じて、これらから選んでください。
介護施設の種類を絞ったら、次は実際の施設見学や相談です。以下を進めましょう。
なお、資料請求も併せて行うと検討材料が増えます。
介護施設入所の一般的な手順は次の通りです。
自治体の運用や施設によって多少異なることもあるので、詳しくは地域包括支援センターや介護保険窓口に相談すると安心です。
「調べて終わり」にせず、以下のステップで具体的に進めましょう。
まずは自治体の窓口で申請し、本人にどの程度の介護が必要かを確定させます。
ケアマネジャーに相談し、本人の希望と予算に合う施設を2〜3箇所に絞り込みます。
資料だけでなく、スタッフの対応や入居者の表情、清潔感を直接確認することが、失敗しない最大のコツです。
「自分の親の場合、結局どこが良いの?」と迷ったら、高齢者の施設・住まいに関する総合相談窓口を活用してください。
専門の相談員が、市内の施設情報の提供や、退院後の行き先に関する個別相談に無料で応じています。来所又は電話での相談ができます(要予約)。
相談予約及び電話での相談は平日のみですが、来所相談は平日に加え、第2・4土曜日にも実施しています
(※各区の地域ケアプラザ等での出張相談も開催されています)
より詳しくは「高齢者施設・住まいの相談センター」をダウンロードしてご覧ください。
介護施設には多様な種類があり、それぞれに特徴や向き不向き、費用や入所条件が異なります。
記事で紹介した内容を元に比較検討を進めることで、家族の介護度や医療ニーズに合った施設を選びやすくなります。
介護施設選びは、ご本人の状態とご家族の安心をつなぐ大切な作業です。まずは「目的」を整理し、安心して介護生活をスタートできるよう準備を進めましょう。